経済

人事院勧告が示したアベノミクスの危機的状況

■ 国家公務員給与、2年連続引き上げ勧告…人事院 (読売新聞) 2015年08月06日 18時01分 人事院は6日、2015年度の国家公務員一般職(行政職)の月給を平均1469円(0・36%)、ボーナス(期末・勤勉手当)を0・1か月分それぞれ引き上げるよう内…

【残業代ゼロ】 働かせるほど安くなる換算時給で企業の狙いが見えてくる

政府が「高度プロフェッショナル制度」と呼ぶ残業代ゼロ制度については、現在のところ法案は示されていないが、その要綱というものがある。それがこれ↓なのだが、■労働基準法等の一部を改正する法律案要綱 http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-1120…

「内部留保から賃上げへ」は本当に無理なのか?

最近の内部留保を巡る議論には混乱を感じる。「内部留保から賃上げへ」に対する反論の多くは、「内部留保は現預金で保管されているのではなく、土地や建物、設備になっているのだから、内部留保での賃上は困難だ」と主張するのだが、では内部留保によって生…

財務省悪玉論への違和感

安倍総理が解散・総選挙を決めて以降、財務省を批判する声が多く聞こえるようになった。 「安倍総理は消費税増税に反対だったが、財務省が議員説明などをし増税させようとした。これに総理は怒った。今回の選挙は増税を認めるか否か、増税派の財務省との戦い…

日本の貯蓄・投資バランス(平成24年度版)

日本の貯蓄・投資バランスのグラフを最新のものに更新する。 (内閣府国民経済計算確報 平成21年度・平成24年度)グラフの細かい見方については以前の記事(http://d.hatena.ne.jp/akatibarati/20120104/1325677154)を参照して欲しいが、ごく大まかに言えば…

東京と公共事業の関係

(近頃どうも、何かを書こうという気が起こりません。とは言え、考えてみればもう2ヶ月以上も何も書いていなかったことに気付きました。これではイカンということで、昔に別のところで書いていた経済ネタなんぞを、再掲してみようかと思います。)近ごろ東…

日本の貯蓄・投資バランス(平成22年度版)

内閣府のHPに、平成22年度のGDP確報(フロー編)がアップされていたので、これまでにも作っていた、日本の貯蓄・投資バランスのグラフを最新のものに更新する。 まずは、民間、政府、海外(経常黒字)の3部門に分けたもの。 (グラフが見にくい場合は…