風評被害防止のススメ
規制値を超えた品目なら止むを得ない。
だが、もし規制品目以外も撤去しているスーパーを見かけたら、ゆっくりと店内を見回してみよう。
おそらく、「東日本巨大地震の、被災地を応援」とか何とか言うポスターが目に入るはずだ。
そしたら、店員さんに、こう聞いてみよう。
「おたくは被災地を応援しているはずなのに、被災地の関係無い野菜まで撤去していますよね。これは、被災地に追い討ちをかけ、復興を妨げるんじゃないですか」
「おたくは被災地を応援、というポスターを掲げているけど、これは口先だけのことなんですか」
多分、マトモに答えられないだろう。
そしたら、
「自分は、被災地を応援したいから、被災地の野菜を買いたいんですよ。規制品目以外は入荷できるはずなので、入荷してください。被災地のものは入荷させないと言うのなら、他のスーパーに行きます」
こう言えば、120点。
まぁ、今回の放射線の話もそうだけど、環境基準というのは、元々、かなり安全側に立って作られているものなんだよ。
どっかの県庁の環境部門にいた人に聞いた話だけど、環境基準というのは、元々、多量に、何年にもわたって摂取し続けて、始めて健康被害が出るかもしれない、それ位のレベルに設定されているんだと。
元々、かなり安全側に立って考えられているんだと。
残留農薬とかなら、その生産者だけ止めればいいけど、今回みたいな風に乗っての降下物だと、広い範囲に広がるから、詳細な調査が済むまで全県的になってしまうのは、ある程度止むを得ない。
これが、今回みたいな事故の、辛いところだけど。
マスコミはちょっとでも基準を超えれば大騒ぎするけど、その基準は早めに消費者からシャットアウトするための基準であって、超えたからって直ちに健康に影響の出る基準では無いんだよと。
今回のもそういう話だよね。
あんまり不安になるのはやめよう。