廃炉≠放射能汚染
こういう意見が見られるけど、
「廃炉になるまで放射能は漏れ続ける!」
「廃炉になったところには人が住めなくなる!」
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これ間違いだから。
廃炉にする前提で、今、冷却機能の回復を目指しているんだけど、冷却機能が回復すれば使用済燃料は冷却されて水に浸かるから、放射性物質が漏れることはないから。
あとは、しばらく冷却し続けて、外に運び出せるようになったら運び出して、残った原発施設を、放射性物質を除去しながら解体していくことになるから。
「廃炉になるまで放射能は漏れ続ける!」とか、そういうことにはならないよ。
「廃炉になったところには人が住めなくなる!」についても、これは、廃炉と人が住めるかどうかには、そんな関連性はないから。
人が住めるかどうかは、あくまで環境モニタリングの結果次第。
廃炉は原発敷地内で作業する話であって、人が住めるかどうかは、原発敷地外の、いま避難区域にされているところの環境モニタリングの結果次第だから。
廃炉の「廃」という字を見て、全てが破滅に向かっているようなイメージを持つのかも知れないけど、批判するにも、不安になるにも、まずは事態を正しく理解してから。