ここまで行くともう放射能狂騒曲だな


■福岡の福島応援店、放射能心配と出店中止に (読売新聞 - 09月08日)
 東京電力福島第一原発事故風評被害で苦しむ福島県の農家らを支援しようと、福岡市西区の商業施設「マリノアシティ福岡」で17日に予定されていた「ふくしま応援ショップ」の開店が、中止されることになった。
 出店を計画していた同市の市民グループ「ふくしまショッププロジェクト」に、「福島からトラックが福岡に来るだけでも放射性物質を拡散する」といったメールや電話が相次いだためで、同団体は新たな出店先を探すという。
 同団体によると、農産品の宅配を行う「九州産直クラブ」(福岡市南区)と連携し、マリノアシティ内の農産品直売所「九州のムラ市場」の一角で開業する予定だった。生鮮食料品の取り扱いをやめ、福島県の生産者から仕入れたジャムや梅干し、乾めんなどの加工品を販売する計画で、放射線量が国の暫定基準の10分の1以下であることが確認されたものに限る方針だった。
 8月26日に出店を発表したところ、同団体などに「出店するなら不買運動を起こす」など、放射能に汚染された食品が福岡に持ち込まれることを不安視するメール十数件と電話が多数寄せられたという。今後、同団体は別の出店先を探し、通信販売を検討するという。
 同団体の石井洋平事務局長(31)は「出店の契約を交わしていた九州のムラ市場側から、受け入れ断念を通告された」と説明。「安全が確認されたものだけを販売する予定だっただけに残念。何とか福島の生産者を支援する方法を探したい」と話した。
 これに対し、同市場は「契約は成立しておらず、双方の話し合いで白紙に戻すことになった」と反論している。

「福島からトラックが来ただけでも放射性物質を拡散する」

とまで言うのであれば、放射性物質は何も福島や東北に限った話ではなく、東京や関東にも、それより西にも飛んで行ってる。

微量でも放射性物質が有るか/無いかと言い出せば、東京や関東からの人や交通機関に、放射性セシウムが付着していることだって充分有り得るんだから、「トラックが来ただけでも放射性物質を拡散する」と言って批判するのであれば、東京や関東からの人や物も、一切ストップさせるべきだろうな。

新幹線や車や飛行機、そういう、東京から来る一切の交通に放射性物質が付着している可能性はあるんだから、新幹線や車や飛行機は、途中で全部ストップさせて、全て完璧に除染させてから福岡に入れさせるとか、そういうことをすべきだな。

まぁ、現実的には除染で少なくすることは出来ても、全て完璧に除染なんてのは無理だから、要は、東京からの新幹線などは全てシャットアウト、そういうことになるだろうけど。


それと、福島で原発事故が起きる前から、地球上の至るところにセシウムプルトニウムもある。
当然、九州にも福岡にもある。
微量とは言え、有るか/無いかと言い出せば、こういう放射性物質はこれまでにも食品にも含まれていたので、すでに地球上の人体にもある程度は、セシウムプルトニウムも含まれている。

「福島からトラックが来ただけでも放射性物質を拡散する」

と心配するのなら、東京からの人や物をシャットアウトするだけでなく、一度福岡の人間を全て消去して、土壌も草木も全て何もかも取り去って、一度完全にクリーンなエリアにしてから、トラックで放射能が〜と考えるべきだろうね。


「福島からトラックが来ただけでも放射性物質を拡散する」

と、そこまで言うのであれば、放射性物質的に全て完全にクリーンなエリアにするために、東京や関東からの人や物は全てシャットアウトして、福岡から人も土も草木も全て消去する、そういうことも考えた方がいいと思うけど。

でもそういうことはしない、そういうことは訴えないのに、「福島からトラックが来る」と聞くと、放射能放射能と騒ぐ。
なんか完全に矛盾していると思うけど。

セシウムとかの放射能は、福島で事故が起こったかどうかに関係なく、もう既に福岡にあるし、東京からの人や物にも付いててもおかしくないんだけどね。


まぁ、東京からの人や物をシャットアウトして、一旦福岡の人も自然も全て消去して、放射性物質的にクリーンなエリアを例え作ったとしても、どうせ中国辺りから黄砂に乗ってセシウム飛んでくるし、そもそも人体や自然中に自然の放射性物質は存在しているんだから、放射性物質的にクリーンなエリアなんて維持できっこ無いんだけど。

自分的には凄く意味の無いことだと思うけど、でもまぁ、

「福島からトラックが来ただけでも放射性物質を拡散する」

と訴えている人の求める世界というのは、要はそういう世界なんだから、そのような世界を目指すべきだと思うんだけどねぇ。

そういうことは言わないのに、福島からトラックが来ることにまで批判を言うのは、物凄く矛盾に満ちた反応だと思うけど。


もう本当に、ここまで行くと、放射能狂騒曲だなぁと思う。

狂って騒いで踊る。

そういう表現がピッタリだと思う。